機能

ATOSは正確でトレーサブルな3D座標を取得できるフリンジ・プロジェクションをベースにした光学式3Dスキャナです。


20年以上の実績

1995年に初めて発売された3DスキャナATOSシリーズは、業界で立証されたテクノロジを使用して絶えず発展してきました。今日、光学式3D測定技術および全体表面形状測定システムは、実質的に世界中すべての業界の標準ツールとなっています。ATOSは先進的なハードウェアとソフトウェアで開発されており、産業用途で高精度な測定結果を提供します。


ATOS Core測定の基本的な3ステップ:

センサーの配置と測定

ATOSセンサーはパーツの前に手動または自動で自由に配置されます。各測定の後、前のスキャンでキャプチャされていないエリアをスキャンするためにセンサーまたはパーツは移動します。個々の測定はすべて共通座標系に自動的に変換され、完全な3D点群になります。

評価

計算されたポリゴンメッシュは自由曲面とプリミティブを描写します。サーフェスを図面または直接にCADデータと比較することで検証できます。サーフェスの3D解析および断面や点の2D解析はソフトウェアで実施できます。プリミティブ (線、平面、円、円筒など) のCADベースの生成も可能です。

レポートと結果

詳細な検査結果は、スナップショット、イメージ、表、図、テキスト、図形などを含むカスタマイズされたレポートで表すことができます。結果をユーザーインターフェイス上に視覚化または編集したり、PDFドキュメントとしてエクスポートできます。


ブルーライトテクノロジによる3Dスキャン

ATOS Coreは三角測量の原理とステレオカメラ方式を使用しています。このセンサーはさまざまな縞模様 (フリンジパターン) を対象物の表面に投影します。これらのパターンは2台のカメラで記録され、カメラのチップの正弦曲線配光に基づく位相シフトを形成します。ATOS Coreはヘテロダインの原理で複数の位相シフトを使用して、最高サブピクセル精度を実現します。光学的変換式に基づく独立した3D座標がカメラピクセルごとに自動的に計算されます。

GOMの開発した投影テクノロジは狭帯域の青色LEDライトで動作します。その結果、環境光の条件に関係なく正確な測定を行うことができます。強靭なブルーライトテクノロジは非常に長い耐用年数、最小の発熱、低いメンテナンスコストを備えています。


ダイナミックリファレンスとセルフモニタリング

ATOSが誇るステレオカメラ技術は、各測定に高い優位性を提供します。

ステレオカメラ技術とGOMの参照点システムの組み合わせにより、ATOSは次のようにプロセスの信頼性を保証します。

  • センサー/パーツの動きの検出
  • 測定精度と品質の検証
  • 環境変化の確認
  • 3Dセンサー位置のオンライントラッキング

トリプルスキャン

ステレオカメラ技術に加えて、ATOS CoreではGOMの技術であるトリプルスキャンを活用しています。ステレオカメラとプロジェクタを組み合わせて一回の測定で3つのエリアをキャプチャしデータ化します。このテクノロジでは必要なスキャン回数が減り、光沢面や複雑形状のスキャンでも高品質データが供給されます。


光学的トラッカータッチプローブ

多くの複雑な測定用途では全体形状と点ベースの3D測定を組み合わせる必要があります。

GOMタッチプローブはATOS Coreの付属品として利用できます。

  • 全体形状と点ベースの3D測定
  • アクセス困難なエリアの測定
  • CADとの直接比較
  • プリミティブの測定
  • 個々の点の迅速な測定
  • オンライン位置調整

ATOSとタッチプローブの測定は1つのシステムで実行され、1つのソフトウェアパッケージで評価されます。

他のハードウェアやトラッカーは不要であるため、迅速な測定手順により、面/単点測定と解析を容易に切り替えることができます。


ライブトラッキングとパーツの位置合わせ

全体形状スキャンに加えて、動きやズレのライブ測定にもATOS Coreシステムを利用できます。このトラッキングは参照点システムと関連してステレオカメラの原理に基づきます。一つの点と対象物の全体的な幾何形状を空間上にトレースできます。対象物の位置合わせや正常位置からのずれをATOS Coreで測定したり、ライブトラッキングすることもできます。これにより、対象物の仮想位置合わせを容易に行うことが可能となります。

トラッキングは、材料許容管理のため、たとえばCNC加工機械またはパレット上での対象物の位置合わせにも利用できます。他の用途として、金型や工具の組み付け解析、砂型中子や分割式金型の位置合わせと組み付けがあります。トラッキングは正常な位置またはサブアセンブリでのコンポーネントのオンライン位置合わせ (Meisterbock & Cubing など) および治具や基準フレームの設定と位置合わせにも使用できます。


GOM Acceptance Test / VDI 2634:

すべてのATOSシステムは生産完了前にGOM Acceptance Testに合格する必要があります。このGOM Acceptance TestでGOM測定ソリューションの品質を保証します。本テストはエリアスキャンに基づく光学式3D測定システムに関するVDI/VDEガイドライン2634パート3に準拠しており、この基準ラインを大幅にクリアしています。

GOMはVDI 2634ガイドラインに準じてテストごとに証明書を発行します。GOM Acceptance Testは顧客サイトでも実行でき、システムの正確性をいつでも再検証できるようになっています。


ユーザーキャリブレーション

ATOS Coreは事前に校正されており、すぐにスキャンできる状態で提供されるので、メンテナンスはあまり必要ありません。ステレオカメラ設定でキャリブレーションの状態を常に監視します。ATOS Coreのキャリブレーション精度が低下した場合は、すぐにユーザーに通知されます。ATOS Coreの再キャリブレーションは迅速かつ容易にユーザーが行うかロボットで自動的に行うことができます。センサーから再キャリブレーションについてGOMまたはいずれかのパートナーに送信する必要はなく、ユーザーはいつでも自由にキャリブレーションを実行できます。