用途

ATOSは開発期間の短縮、品質管理の向上、製造コストの削減のために使用されます。
また、3D検査、リバースエンジニアリング、
ラピッドマニュファクチャリングなどの分野で適用されます。


3D検査

ATOS Coreの測定データは、パーツやコンポーネント (シートメタル、工具と金型、タービンブレード、試作品、射出/圧力ダイカスト部品など) の3D検査および品質保証の基礎となります。3Dデジタイザはコンポーネントの表面全体を非接触でスキャンします。数百万の測定点を使用して、ATOSソフトウェアでは3D座標を高解像度の点群 (STL三角メッシュ) の形式で自動的に計算します。
このポリゴンメッシュは自由曲面や形状を描き、形状/寸法解析のために図面または直接CADデーと比較することができます。

CADデーとの偏差は、修正基準がすぐわかるようにカラー表示されます。100ページ以上に渡る従来の表形式レポートは、数枚のイラストと機能的長さにまとめられます。

GOMソフトウェアは、図面ベースまたはCADベースの検査方法を含め、ATOS Coreの測定データを評価するさまざまな方法を提供します。図面ベースの検査は、従来の接触型座標測定機のワークフローに基づきます。CADベースの検査の場合、GOMソフトウェアには IGES、JT Open、STEP、CATIA、NX、Solidworks、Pro/E、FTA elements (ファンクショナルトレランス&アノテーション) などのさまざまなインターフェイスが備わっており、測定プラン (CSV-、DMI-、ASCII-、IPP) をソフトウェアにインポートすることもできます。

サーフェス、断面、点をソフトウェア内でCADデータと比較して、パーツやコンポーネントを解析できます。定格データを基準に、あらたな幾何形状 (線、平面、円、円筒) を生成できます。このソフトウェアでは曲線ベースの検査 (隙間と段差の解析、スプリングバック、外形、特徴線) も可能です。さらに、このソフトウェアにはGD&T解析用のツールが含まれ、寸法、形状、位置の特徴を確定し、コンポーネントの機能を突き詰めることができます。同一構造のパーツを解析するには、連続生産におけるコンポーネントの変化を検出できる追加の傾向モジュールが使用可能です。


リバースエンジニアリング

ATOS Coreは数百万の測定点を高精細に測定します。ATOSソフトウェアでは3D座標を高解像度の点群 (ASCII/STL) の形式で自動的に計算します。この計算されたポリゴンメッシュは自由曲面および幾何形状を描き、リバースエンジニアリングの際のCADモデル作成の基盤となります。

スキャンデータから数学的に記述されるサーフェス (NURBS 曲面) またはソリッドへのリバースエンジニアリングでは、このデータをSTLまたはASCII点群としてエクスポートします。 IGES形式では断面、テープ、コントラスト線、および形状のエクスポートが可能です。スキャンデータからCADサーフェスモデルへの実際の変換には高精細にソフトウェアパッケージが必要になります。 現在、一部のCADプログラムにはリバースエンジニアリング用のモジュールが含まれているものもあります。

CADサーフェスがスキャンデータと一致しているかを確認するために、この新しく作成されたサーフェスデータをATOSソフトウェアにインポートします。その後、2つのデータの偏差を計算して、カラーマップにより視覚化します。

リバースエンジニアリングは、たとえば自動車や試作品の造形において手動で作成したデザインモデルをデジタル化したり、モデルの手動修正をCADに送るため、主にデザインと製品開発で使用されます。 特に製品開発において、測定データによってシミュレーションが改善されます。これは、モデルの実際の形状が、シミュレーションで使用されるコンピューターモデルの形状と一致することを確認できるためです。

機械構造もリバースエンジニアリングにとって重要な適用分野です。たとえば古い工具や複製のCADデータを生成できるだけでなく、テスト中または修理中の工具の手動改造もCADデータセットに戻されます。


ラピッドマニファクチャリング

3Dプリンティングのプロセスと他の積層造形プロセス (SLM、SLS、FDM、DMLS など) により、従来の製造方法ではこれまで不可能だった方法でコンポーネントの形状を造形し、実現することができるようになりました。重点が置かれるのは、高い触覚的要件、人間工学的要件、および視覚的要件を満たす有機的構造と自由曲面です。

「ATOS Coreは3次元プリンティング用のあらゆる3Dデータを迅速に供給することが可能です。この3Dデータは追加処理を施すことなく3Dプリンターへインポートし造型することが出来ます。」

3Dプリンティングと他の積層造形プロセスの方法によって、従来のプロセスでは実現できなかった形状のあるコンポーネントの設計と製造が可能になりました。 これらの形状は主として有機的設計と自由曲面から構成されます。ATOS Coreを使用することで、すべてのコンポーネントの完全なサーフェスがすばやくスキャンされます。追加の処理することなく、スキャンされた3Dデータ (STL) をすぐにコピーし、3Dプリンタで複製できます。「このデータは無償版ソフトウェアであるGOM Inspectでの編集が可能です。GOM Inspect上でカスタマイズされたデータは量産品(歯科分野、音響分野等)として製造されるケースもあります。」

コンポーネントの形状は複合自由曲面から構成されることが多いため、その形状や寸法の正確性は光学測定システム (ATOS Coreなど) でのみ検証できます。試作品や小規模な連続生産では特に、形状と機能の検査が重要になります。この分野では、積層造形工程で造形された金型および金型インサートの検査にATOS Coreが使用されます。システムは、金型テスト時のコンポーネントの形状解析と寸法解析でも使用されます。